毎日おこなう洗顔ですが、めんどくさくてついつい手を抜いてしまう方も多いのではないでしょうか。
でもちょっと待ってください。
正しく洗顔しないと乾燥肌やニキビなど肌荒れの原因になってしまうこともあるのです。
今回は間違っている洗顔方法と正しい洗顔方法、そしてどうして洗顔が必要なのかをお伝えしていきます。
1.やっちゃダメ!7つのNG洗顔方法
間違った洗顔方法を続けていると、肌の乾燥やシミ、ニキビなどの原因になってしまう可能性があります。
しかしあまり意識していないと、知らない間にNG洗顔方法に陥ってしまうこともあるのです!
普段の洗顔でやりがちな、間違った洗顔方法を7つ紹介するので見ていきましょう。
【7つのNG洗顔方法】
1-1.2分以上かけて洗顔する
1-2.少ない水で泡立てる
1-3.強い力で「ゴシゴシ」こする
1-4.熱いお湯ですすぐ
1-5.強い勢いのシャワーで洗い流す
1-6.タオルで「ゴシゴシ」する
1-7.一日に3回以上洗顔する
1-1.2分以上かけて洗顔する
長時間、顔に泡を乗せて洗顔していると、肌に負担がかかってしまいます。
そのため、洗顔は1分から1分30秒以内に終わらせることを心がけましょう。
オイリー肌の方は大体1分30秒、普通肌や乾燥肌の方は1分ほどが目安です。
肌が敏感になりがちな方はさらに時間を短くしてもよいでしょう。
1-2.少ない水で泡立てる
少ない水でできた泡は肌にとっては濃度が高すぎるので、ネットにしっかり水を含ませましょう。
洗顔料を泡立てるときに大活躍の洗顔ネットですが、実はネットを使うと水が少なくても泡立てることができてしまいます。
ネットを使わずに泡立てるのもひとつの手段です。
ネットを使わない泡立て洗顔方法をこちらの記事で紹介しているので、参考にしてみてください。
≫洗顔泡立て美容法!誰でも簡単ネット要らずの泡立て方法を伝授!
1-3.強い力で「ゴシゴシ」こする
肌をゴシゴシと強くこすると摩擦が加わってしまい、刺激を与えてしまいます。
毛穴汚れや黒ずみなどの悩みがあるときなどは、汚れを落とそうとしてつい、肌をゴシゴシとこすってしまうかもしれません。
しかし、これもNG洗顔方法ですので控えるようにしましょう。
1-4.熱いお湯ですすぐ
40℃くらいの熱いお湯ですすぐと、肌に必要な皮脂まで洗い落としてしまい、肌に負担をかけてしまうことがあります。
そのため、顔をすすぐときはぬるま湯を使いましょう。
30℃くらいの、触ってみて「ぬるいな」と感じる温度がちょうどいい温度です。
1-5.強い勢いのシャワーで洗い流す
お風呂場で洗顔する方の中には、強い勢いのシャワーを直接顔に当ててすすいでいる方も多いかと思いますが、これも肌に摩擦が加わり、負担がかかるNG洗顔方法です。
手で水をすくって、こすらずパシャパシャとつけるのがおすすめです。
1-6.タオルで「ゴシゴシ」する
洗顔のあとに水気を取るときは、タオルでゴシゴシと強くこするのは避けましょう。
肌悩みの原因となってしまう摩擦は、肌にとって天敵です。
やさしく押し当てるようにして水分を取ってください。
1-7.一日に3回以上洗顔する
一日の洗顔回数が多すぎると必要な皮脂まで取りすぎてしまうことになり、肌は乾燥していると感じて余分に皮脂を分泌してしまいます。
ニキビなどの肌悩みがあるときも、洗顔は朝と夜の2回にとどめておきましょう。
2.正しい洗顔方法とは?
正しい洗顔方法を身につけることは、すこやかな肌を目指すための基本です。
ここでは正しい洗顔方法を紹介していきます。
正しい洗顔方法の手順
【ステップ1】洗顔前に手を洗う
【ステップ2】ぬるま湯で素洗いする
【ステップ3】洗顔料を泡立てる
【ステップ4】こすらずに泡を広げる
【ステップ5】洗顔料をすすぐ
【ステップ6】タオルで優しくふき取る
【ステップ7】保湿をする
2-1.洗顔前に手を洗う
あまり意識していない方も多いかもしれませんが、洗顔をおこなう前にはきちんと手を洗いましょう。
生活の中で、手にはいつの間にか見えない雑菌がついています。
そのままの状態で洗顔をすると、顔に雑菌が移ってしまうかもしれません。
必ずあらかじめ手を洗い、清潔な手で洗顔をしましょう。
2-2.ぬるま湯で素洗いする
洗顔料を使う前に一度ぬるま湯で素洗いをします。
素洗いによってほこりなどの大きな汚れを先に落として、洗顔時の肌への負担を軽くします。
ぬるま湯は触れてみて「ぬるいな」と感じる30度ほどの温度が適温です。
2-3.洗顔料を泡立てる
洗顔料をしっかりと泡立てます。
洗顔料は泡立てることで、摩擦を抑えながら洗顔することができます。
泡立てるときはきちんと水分を含ませてあげましょう。
洗顔料にもよりますが、角が立つくらいまで泡立てるのが理想です。
2-4.こすらずに泡を広げる
泡立てた洗顔料を顔に乗せるときは、皮脂が多い額から鼻にかけての「Tゾーン」から順に広げます。
額に泡を乗せ、こすらないようにこめかみの方へ広げていき、鼻は指でクルクルと優しくマッサージするように洗ってください。
Tゾーンの後は、「Uゾーン」と呼ばれる頬からあごにかけての部分を洗います。
頬もこすらず、泡をころころと転がすように洗いましょう。
最後に、目元と口元です。
皮膚が薄い部分なので、こすらず乗せるだけにすることを意識しましょう。
2-5.こすらないようにすすぐ
手でぬるま湯をすくってパシャパシャと肌に水をつけるような感覚で、こすらないようにすすぎます。
あごやこめかみ、髪の生え際などに泡が残りやすいので、すすぎ残しがないようにしましょう。
大体30回くらいを目安にすすぐのがおすすめです。
2-6.タオルで優しくふき取る
タオルで肌をゴシゴシとこすらず、優しく押し当てるようにして水をふき取ります。
この時、手を洗うのと同様に雑菌を顔につけないよう、きちんと洗濯した清潔なタオルを使いましょう。
2-7.保湿をする
洗顔後は肌が乾燥しやすくなっているので、しっかりと保湿をします。
できるだけ洗顔後3分以内に保湿をしましょう。
お風呂のときに洗顔する場合は、最後に洗顔するか、ミストタイプの化粧水を持ち込んで使うのがおすすめです。
【miarii編集部 おすすめ泡洗顔料】
■肌ナチュール 炭酸洗顔フォーム
肌ナチュールは忙しい朝にも使いやすい炭酸泡洗顔フォームです。
ワンプッシュでモコモコの泡がそのまま出てくるので、泡立てる必要がありません。
モコモコの濃密炭酸泡で肌を包み込むように洗顔できるので、摩擦による肌への負担を抑え、心地よく洗うことができます。
また、炭酸にはたんぱく質に吸着する性質があります。
日中や寝ている間に溜まった不要な皮脂や汗などの汚れに高濃度の炭酸が吸着するので、毛穴汚れも洗い落としやすい洗顔料です。
簡単に炭酸の魅力を味わえる肌ナチュールをぜひ一度お試しください。
3.洗顔ってなんで必要なの?
ここまで正しい洗顔方法を紹介してきました。
しかし、そもそも洗顔はなんのためにおこなうのでしょうか。
こちらでは洗顔の必要性と朝の洗顔についてお話しします。
3-1.クレンジング後の洗顔って必要?
クレンジングでメイクを落とした後の洗顔は、基本的に必要です。
クレンジングの後に、なぜさらに洗顔をしなきゃいけないの?と疑問に思う方もいるかもしれません。
しかし、洗顔とクレンジングにはそれぞれ違った役割があります。
クレンジングは基本的にメイクを落とすためのスキンケアステップです。
一方で、洗顔は不要な角質や余分な皮脂、顔についたホコリなどを落とすことを目的としています。
それぞれ違う役割があるので、基本的には両方ともおこなう必要があります。
しかし、中には1本でクレンジングと洗顔の両方をおこなうことができる、ダブル洗顔不要のクレンジングも存在します。
ダブル洗顔不要のアイテムを使うときは、必ずしも両方をおこなう必要はありません。
3-2.朝洗顔は洗顔料を使った方がいいの?
それでは、朝の洗顔に洗顔料は必要なのでしょうか。
寝て起きただけなので洗顔料を使う必要はないという声もあり、水ですすぐだけでいいのかどうか迷う方も多いかもしれません。
しかし、朝の洗顔にも洗顔料を使うことは必要です。
なぜなら、肌は寝ているだけでも汚れが溜まってしまうからです。
私たちは寝ている間に約コップ1杯分の汗をかくといわれています。
また、皮脂なども出ているうえに寝具などのホコリもつくので、寝ているだけでも肌は汚れてしまいます。
そのため、朝も夜と同じように洗顔料を使って洗顔するのがおすすめです。
ただし、肌荒れや乾燥がひどいという場合には、極力肌への負担を減らすため、朝は洗顔料を使わないという選択肢もあります。
4.洗顔料の種類
一口に洗顔料と言っても、洗顔料にはいろいろな種類があります。
タイプによって特徴が異なるので、参考にしてみてください。
4-1.固形石鹸
固形石鹸には大きく分けて透明なものと不透明なものの2種類のタイプがあります。
透明なものはしっとり、不透明なものはすっきりとした洗い上がりになるといわれています。
商品にもよりますが、固形石鹸は泡立てるのが難しいので、洗顔ネットなどを使ってしっかり泡立てることを意識しましょう。
また、濡れたまま保管すると雑菌が繁殖してしまいます。
水が溜まらない石鹸置きなどの上で保管しましょう。
4-2.洗顔フォーム
一般的に、洗顔フォームとはチューブに入っているタイプの洗顔料のことを指します。
このタイプの洗顔料は多くの種類があり、特徴も商品によって様々です。
ドラッグストアでも多くみられるタイプで、手に取りやすい値段のものも多く販売されています。
また、広く洗顔料全体を指して洗顔フォームと呼ぶ場合もあります。
4-3.洗顔パウダー
パウダータイプの洗顔料です。
水分が含まれていないので防腐剤などの添加物を含む必要がないといわれています。
一般的にパパイン酵素などの成分を含むアイテムが多い種類です。
4-5.泡洗顔料
泡で出てくるタイプの洗顔料です。
他の種類と違って泡立てる必要がないため、時間をかけずにさっと使うことができます。
忙しい時にも使いやすいタイプです。
4-6.泡立たない洗顔料
基本的に洗顔料は泡立てて使うものですが、泡立てずに使えるものもあります。
ジェル状のものやクレイ(泥)を使った洗顔料の一部などがこのタイプです。
こちらも忙しいときに便利な洗顔料ですが、使うときには肌をこすらないように気を付けましょう。
5.変わった洗顔方法
ここまで一般的な洗顔方法を紹介してきましたが、世の中には少し変わった洗顔方法があります。
ここで少しだけ紹介するので、気になった方はぜひ他の記事も見てみてください!
※お肌に合わない場合もあるので、実際に洗顔する前にパッチテストをおこなってください。
5-1.クレイ(泥)洗顔
先程も少しだけ触れたクレイ洗顔を紹介します。
クレイ配合の洗顔料、または自分でクレイを洗顔料に混ぜて使う洗顔方法をクレイ洗顔と呼びます。
クレイはイオンの働きで汚れに吸着するので、毛穴の汚れを洗い流しやすくすることができる洗顔方法です。
クレイとは泥のことですが、クレイ洗顔に使われるのは特殊な泥で、どんな泥でもいいわけではありません。
クレイ洗顔の詳しい使い方はこちらの記事をご覧ください。
≫クレイ洗顔で毛穴汚れをケア!効果的な使い方や手作り方法を紹介!
5-2.はちみつ洗顔
洗顔料にはちみつを混ぜて使う洗顔方法を、はちみつ洗顔と呼びます。
はちみつを使うことで、肌にうるおいを与えてくれることが期待でき、またくすみがちな肌をツヤのある肌へ導いてくれます。
はちみつさえあれば他に特殊なものは必要ないので、興味のある方はぜひ試してみてください。
はちみつ洗顔の詳しいやり方はこちらの記事をご覧ください。
5-3.卵白洗顔
卵白洗顔とは、洗顔料の代わりに卵白を使う洗顔方法です。
卵一個分の卵白で、大体2回くらい洗顔ができる量になります。
卵白が汚れを落としやすくしてくれ、肌へのうるおいも期待できます。
卵白洗顔の詳しいやり方はこちらの記事をご覧ください。
5-4.炭酸水洗顔
水の代わりに炭酸水を使って洗顔する方法を、炭酸水洗顔と呼びます。
炭酸にはたんぱく質を吸着する性質があるため、毛穴の汚れなどを浮かし、洗い流しやすくすることができます。
毛穴の汚れや黒ずみが気になる方におすすめです。
炭酸水洗顔の詳しいやり方はこちらをご覧ください。
6.まとめ
洗顔は正しくおこなわなければ、肌に負担をかけてしまうことがあります。
そうならないために、洗顔方法を改善して肌悩みを防ぎましょう。
正しい洗顔方法を身につけることがうるおいのあるハリツヤ美肌への近道です!
この記事は2016年9月28日時点での情報になります。
また、記事の内容には個人差がございますのでご了承ください。